Fusion Sliderでは、以下の4つを背景にしたスライドを作成することができます。
- 画像
- サイトに直接アップロードする動画(WebMやMP4)
- YouTubeを使った動画
- Vimeoを使った動画
このコンテンツでは、2・3・4の動画スライドオプションについて解説しています。
Fusion Sliderでは、サイトに動画をアップロードし表示する方法と、YouTubeやVimeoを使った方法でスライド内に動画を背景として再生させることができます。ただし、前者のやり方ではモバイルやIEで動画を再生することができなかったり、サーバーの負担になるケースが考えられます。
基本的にYouTubeやVimeoを使いましょう。
全スライド共通オプションについては【Fusion Slides 画像スライド】で解説しています。
【Fusion Slider スライダーオプション】と合わせてご覧ください。
1.動画スライド 共通設定
このセクションでは、動画スライドの共通設定に関するオプションについて解説しています。
1-1 Video Color Overlay / オーバーレイ
このオプションは、スライドを色を重ねてオーバーレイで表示することができます。
ただし、オーバーレイは要素の上に要素を重ねる表示方法なので、【1-5 Hide Video Controls / コントローラーを隠す】のコントローラーや画面をクリックで再生・停止といった機能が動作しなくなります。また、設定は1つ1つのスライドで行うことができますが、スライド全体に適用されてしまいます。
以上のことに注意してこのオプションを設定しましょう。
1-2 Mute Video / ミュート
このオプションを有効にすると、動画がミュート(消音)します。
1-3 Autoplay Video / 自動再生
このオプションを有効にすると、ページ読み込み時に動画を自動再生します。
1-4 Loop Video / 繰り返す
このオプションを有効にすると、動画を繰り返し再生します。
1-5 Hide Video Controls / コントローラーを隠す
このオプションを有効にすると、YouTubeまたは直接サイトにあげた動画のコントローラーを隠すことができます。なお、Vimeoについてはこのオプションは表示されません。
基本的にコントローラーがないと再生・停止はできません。
スライド全体をクリックすることで再生・停止は可能ですが、スライドにリンクを貼っている場合だとリンク先に飛んでしまいます。そのためこのオプションを有効にする場合は、【1-3 Autoplay Video / 自動再生】も合わせて有効にしておくといいでしょう。
また、コントローラーを表示させる場合は、次のセクションで解説している【2-3 Video Display Mode / ディスプレイモード】をContainにしておきましょう。Coverだと画面のサイズによってはコントローラーが隠れてしまう可能性があります。
なお、直接サイトにあげた動画はディスプレイモードのオプションがありませんので、コントローラーを表示する場合は注意しましょう。
2.YouTubeとVimeoの設定
このセクションでは、YouTubeとVimeoに関するオプションの解説をしています。
2-1 Youtube・Vimeo ID / 動画のID
このオプションは、使用したいYoutubeまたはVimeoの動画IDを入力します。
動画のIDは以下のように見つけることができます。
Youtube
URL https://www.youtube.com/watch?v=RLQ_rgxIx3A
この動画のIDは、RLQ_rgxIx3Aとなります。
Vimeo
URL http://vimeo.com/75230326
この動画のIDは、75230326となります。
2-2 Video Aspect Ratio / アスペクト比
このオプションは、黒いバーの調整のためのアスペクト比になります。
詳細については、YouTube ヘルプ 推奨される解像度とアスペクト比 を参照してください。
2-3 Video Display Mode / ディスプレイモード
このオプションは、動画をどのようなサイズで表示するかをCoverまたはContainから選択することができます。
cover
縦横比を保持し、背景領域を完全に覆う最小サイズになるように動画を拡大縮小します。
contain
縦横比を保持し、背景領域に収まる最大サイズになるように動画を拡大縮小します。
【1-5 Hide Video Controls / コントローラーを隠す】で解説しましたが、YouTubeでコントローラーを表示する場合はContainにしておきましょう。
こちらのデモでは、1枚目のスライド『YouTube』をContain&コントローラー表示を組み合わせ、2枚目のスライド『Vimeo』ではCoverにしています。
Fusion Slider Movies Demo
3.Self-Hosted Video / サイトで直接表示する動画
Fusion Sliderでは、サイトに直接アップロードした動画ファイルを背景とすることができます。
ただし直接アップロードした動画ファイルを使用する場合は注意が必要です。
ある程度大きな動画ファイルを使用し、ホームページのファーストビューなどユーザーがたくさん訪れるページで使用してしまうと、サーバーの大きな負担になります。
また冒頭でお伝えした通り、iPadやスマホでは再生ができません。
特別な理由がない限り、YouTubeやVimeoを使いましょう。
3-1 Video WebM Upload / WebMのアップロード
このオプションでは、WebMのアップロード先URLを入力します。
WebMは16:9のアスペクト比にする必要があります。
緑は対応、赤だと非対応のブラウザになります。
3-2 Video MP4 Upload / MP4のアップロード
このオプションでは、MP4のアップロード先URLを入力します。
MP4は16:9のアスペクト比にする必要があります。
画像を見るとわかる通り、MP4はほとんどのブラウザで対応しています。
ですがWebM形式の方がファイルサイズが圧倒的に小さくなるので両方とも揃える必要があります。
3-3 Video OGV Upload / OGVのアップロード
このオプションはOGV(Ogg Video File)のアップロード先URLを入力することができます。
ただし、3-1のWebMと3-2のMP4をアップロードすればどのブラウザでも再生可能なので、基本的に必要ありません。
3-4 Video Preview Image / フォールバック画像
先にお伝えした通り、iPadやモバイルまた古いIEなど一部の環境で再生ができない場合があります。
このオプションは、その場合の代替画像になります。
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